3月から書き始めたフランスにおける新型コロナウイルスの現状
5月11日から外出制限緩和から今日で4週間、6月2日から規制緩和の第2フェ-ズに入ってから明日で一週間になります。
コロナはいつまで続く?在仏日本人が見たフランス外出制限緩和第2フェ-ズ6月8日最新
外出制限緩和第2フェ-ズ6月2日からフランスのコロナウイルス対策の状態と日常生活
外出制限緩和第2フェ-ズになって変化したこと
フランス全土で小中学校を再開になりノルマンディー地方では、高校も再開になりました。
※高校の再開は地方・地域によって多少異なるようです。
1テ-ブルあたり10人までという人数制限やテーブルの間隔は1メートルという規制はありますがカフェ・レストラン・バ-・も営業を再開しました。
プ-ル・スポーツジムも予約制にはなりましたが、再開されました。
図書館や博物館や美術館、歴史的建造物等の営業も再開されました。
自宅から100キロメートル以内の制限もなくなり、自由に国内移動が出来るようになりましたが、【あくまでも自己責任で不必要な長距離移動は延期するのが合理的だ。】とフィリップ首相は演説していました。
ノルマンディー地方の観光宿泊施設は再開されているようです。
ビーチも全面的に開放となり以前では禁止されていた動きのない行動、例えばビーチでタオルを敷いて寝っ転がったり座ったりすることもできるようになりました。
映画館・公共の場での10人以上の集会や団体スポ-ツ・ナイトクラブ・競馬場は閉鎖。
※以上在仏日本大使館からのお知らせを引用してまとめてみました。
フランスのコロナウイルス対策の状態と日常生活
先週末の6月6日(土)は、ノルマンディー上陸作戦で最初に開放された都市サント=メ-ル=エグリ-ズで76周年記念式典が社会的距離をとったうえで行われたようです。
マスクだけではなくしっかりとフェイスシールド着用でお散歩していた老夫婦をみかけました。
品切れ状態が続いたマスクやアルコ-ルジェルや消毒液は、今現在では問題なく買えるようです。
今ではしっかりと普通にフェイスシールドが売っています。
外出制限緩和5月11日から2週間経ったフランスのコロナウイルス対策の状態と日常生活
先週末はL’ ascension 【昇天祭】という国民の祝日が5月21日(木)あり、多くの企業や学校も続く金曜日も休みになり4連休と長い週末になりました。
外出制限緩和が始まった週の土曜日に私の住むノルマンディー地方は、ビ-チも解放になりました。
ビーチが解放になったとはいえ、動きのない行動、例えばビーチでタオルを敷いて寝っ転がったり座ったりするのは禁止です。
夏でもそれ程、気温も水温もあがらないノルマンディー地方、ビ-チが解放になっても、ニュースに出てくるようなイメ-ジとは全く違い、移住地から100km以内の移動制限もある為か、全く混乱もなく地元民がサ-フィンを楽しんだり海辺を散歩したり、潮干狩りをしたりのいつもの5月ののどかで平和なノルマンディー地方です。
パリ市内では、マスクのポイ捨てが問題になっていますがここノルマンディー地方ではあまり見られないです。
私の住む都市ではフランス政府からのマスクは地域のコミュニティ-センタ-へ身分証明書をを持って貰いに行くようです。
消毒ジェルもマスクも普通に買えるようにってきました。
お店でのお買い物も入店前に必ずアルコール消毒をしてからお店に入って、触ったものは必ず購入するようにと注意書きがされていました。
支払いもカードのみ受け付けで入店人数も制限がありましたが、幸い私が行ったときは閉店10分前というのもあって店員さん以外誰もいませんでした。
フランス公共保健局の5月24日(日)の発表によると前の日からの入院患者数のわずかな増加にもかかわらず全体的に減少し続けているようですがウイルスは依然として蔓延しているとのことです。
コロナウイルスPCRテスト陽性1374人 うち入院患者数435人 (フランスノルマンディー地方)
コロナウイルスPCRテスト陽性 144921人 うち入院患者数17185人 (フランス国内全体)
5月11日からフランスのコロナウイルス対策の状態と日常生活
私の住むノルマンディー地方は今日5月11日は強風で悪天候だった為、あまり街の様子はそれ程変わった様子はありませんでした。
一部商業施設が再開されました。 (ヘアサロン・本屋さん・小さなお店等)
公共交通機関を使用の際は、マスク着用が義務付けられ(11歳以上)違反者には135ユ-ロの罰金が科せられる為かマスクに対する意識の変化なのか?普通に街中を歩いている人達も殆どの人がマスクをしていました。
中国製マスク
今日、会社から使い捨てマスクが20枚郵送で自宅に届けられました。
多くの企業はテレワ-ク交代制を取り入れているようです。
フランス政府からは布マスクが後で郵送されるようです。
外出制限緩和初日は、特に大きな混乱もなく生活しています。
今後の状況次第で5月11日からという日付けは後ろ倒しになる可能性を話したうえで5月11日からの具体的な方針を演説しました。
内容は以下の通りです。
【学校】
5月11日から保育園・幼稚園・小学校は再開可能 登校は自由(子供達のマスク着用は義務づけない)
5月18日から中学校を再開可能 (先生も生徒もマスク着用義務)
登校するかしないかは、保護者の判断に委ねる。
高校は当分閉校
【企業・会社】
6月2日までテレワ-ク継続をして欲しい。 (不可能な場合はロ-テ-ションを組む等対策してほしい)
部分的失業制度については6月1日まで延長
【商業施設】
カフェ・レストラン・バ-・ディスコテック・大型ショッピングセンター以外は5月11日以降再開可能
マルシェも再開可能
【外出・移動・公共交通機関】
100キロメ-トル以下の移動は解禁 (県をまたぐ移動は現状通り特別な場合のみ)
パリ市内の交通機関は70パ-セントに回復
タクシーを含め公共交通機関を使用の際はマスク着用を義務付け
長距離移動のTGV等は増やさない。
【スポーツ・文化】
公園等も解放されるが10人以上の集団利用は不可
ビ-チは6月1日まで閉鎖
美術館・博物館・映画館・コンサート・パ-ティル-ムは引き続き閉鎖
お祭り・スポ-ツイベントは9月まで不可
サッカ-2019-2020シ-ズンも再開なし
宗教施設は5月11日以降再開(行事は6月2日まで禁止)
市役所の結婚式は再開されない。
在フランス日本国大使館からの緊急メ-ルの内容を引用しました。
マスク文化のなかったフランス。
これ程にまで国全体でマスクの重要性を強調している現状に少し驚いているとともに 「やっとわかってくれたか」と正直思います。
免疫力アップに!
免疫力アップに!
4月14日(火)フランスのコロナウイルス対策の状態
イ-スタ休日の昨日、マクロン大統領がまた新型コロナウイルスに関する演説で正式に
【外出制限】を5月11日まで延長と発表しました。
新型コロナウイルスの事が話題になり始めた旧正月の前後あたりはまさかこんな状態になるなんて想像すらしていませんでした。
今日は昨日のマクロン大統領の演説内容や実際にロックダウン生活(ノルマンディー地方)最新情報を書いていきたいと思います。
外出制限の期限が5月11日まで延長
5月11日から託児所・小中高校は段階的に再開する。
高等教育機関は夏まで引き続き遠隔講義
イベントや集会は7月中旬まで禁止
5月11日以降もレストラン・バ-・映画館・劇場・博物館は閉鎖
5月11日から症状のある全ての人に対してテストの実施 → 陽性者は隔離され治療をうける。
マスクを全ての国民に配布
更なる経済政策 必要な措置を4月15日の閣議以降決めていく
ワクチン開発を目指し研究に一層の投資を行いアフリカ諸国が効率的に戦える為に支援すべき。
以上
在フランス日本国大使館からの緊急メ-ルを引用しました。
今後15日以内に 【5月11日】後の計画を示すようです。
フランス政府・マクロン大統領の緊急事態の対応の本気さが充分伝わる演説でした。
4月14日(火)フランス・移動制限後の生活と街の変化
雨・強風など悪天候続きだったノルマンディー地方も最近では最高気温20度を超え晴天で春らしくなってきました。
そんななかでの外出規制はこれからまた今まで以上にどんどん辛くなってくるでしょう。
そして違反者も増えてくるでしょう。
生活必需品をドライブスルー方式であらかじめネットで購入した商品をピックアップするサ-ビスが以前よりも時間がかかるようになってきました。
以前はネットで購入してからピックアップの日が3日間でしたが5日間になりました。
地域によっては一週間以上かかるそうなので私の住んでいるノルマンディー地方の田舎街はいいほうなのかもしれません。
コロナウイルス陽性患者数2725人 うち入院患者数713人 (フランスノルマンディー地方)
在仏日本人が見たフランスコロナウイルス対応と現状3月28日
ちょうどこの時期は普段なら卒業旅行シ-ズンでフランス旅行を予定している人もしくはしていた人が多いはずです。
ついに日本国外務省から昨日3月23日にフランスへの渡航中止勧告がでましたね。
⇒ 3月28日現段階では、もちろん無理です。
ついにパリと日本の直行便の運行も欠航が出てきたようです。
詳しくは
⇒アジア人差別どころではない状態で、マスク姿の人をマスク文化のないフランスですら少しではありますが見かけるようになりました。
そしてこの事態を利用した犯罪も増えてくる気配すらあります。
今日は、私が住んでいる3月28日現在の【人気観光スポットモンサンミッシェル】のあるノルマンディー地方の現状と生活の変化についてをお知らせしたいと思います。
3月28日(土)フランス・移動制限後の生活と街の変化
外出制限の期限が4月15日まで延長
運動目的の散歩外出は自宅から1kmの範囲内で1日1時間以内
違反を繰り返したら1500ユ-ロの罰金
公共交通機関の運行減もしくは運休
3月末にはオルリー空港全閉鎖
コロナウイルス陽性患者数1015人 うち入院患者数393人 (フランスノルマンディー地方)
3月24日(火)フランス・移動制限後の生活と街の変化
ここノルマンディー地方にも春の兆しが…。
外出制限における証明書 英語版も追加
ビ-チアクセスも封鎖
外出制限において一部都市では夜間外出禁止 21時(20時)~午前5時
外出制限違反者への罰金が135ユ-ロに大幅にひきあげられた。(再犯者には最大禁固刑+3700ユ-ロ)
日に日にコロナウイルス感染者数が増えている。
コロナウイルス陽性患者数511人 うち入院患者数146人 (フランスノルマンディー地方)
ス-パ-マ-ケット・薬局は通常営業中。
インターネットで買い物をして商品を決められた日にピックアップするというドライブスルー形式で食料品を買う人が増えたと思います。
混雑時に慌てて食料品やら生活必需品を買いに行きクラスター感染を引き起こすより、人との接触が抑えられるのでドライブスルー形式でお買い物をする人が増えたのでしょう。
私達家族の場合は商品購入してから実際にピックアップする日まで通常なら数時間から一日なのに今回は3日間かかりました。
そして午後8時には必ず医療従事者への尊敬と感謝そしてこれ以上拡大する事がないように願いを込めて拍手を送っています。
一方では、マスクや医療器具の盗難なども起きています。
いつもはうちの前にある小学校から休み時間に外で遊んでいる子供達の声が聞こえてきたり、散歩を楽しむ家族、週末のパ-ティで時々うるさかったご近所さんなど
そんな日常で当たり前だった光景は3月14日から見ていません。
今、家の中から見たり聞いたり出来る街の様子は鳥の鳴き声と一人で散歩をしている人だけです。
3月19日(木)フランス・移動制限になってからの街の変化
昨日届いた在フランス日本大使館からのニセ警官に関する注意喚起メ-ル
私の住んでいる決して大きいとは言えないノルマンディー地方のちいさな街でも
マクロン大統領がテレビ演説をした17日に
連続強盗事件(4件)が発生しました。
刃物で住人を脅してコンピューターや貴金属品など貴重品を盗んだようですが、
犯人は直ぐに捕まったようです。
人々がコロナウイルスで移動制限などで普段とは違う生活のなかで
前向きに協力して生きていかなければいけないと再確認した今大事な時。
この時期を悪用してニセ警官に扮して罰金をだまし取ったり、検疫官を装い自宅に入ってきて貴重品を奪っていく人達もいるようです。
今日は木曜恒例のマルシェの日です。
もちろん出品されるお店の数は減りますが中止される事無く行われています。
公共交通機関も通常の11パ-セントから50パーセントのみの運行です。
3月17日(火)フランスのコロナウイルス対策の状態
14日のフィリップ首相の演説からまた新たに
昨夜3月16日(月)20時(フランス時間)にマクロン大統領がテレビ演説を行いました。
- 今日17日からEU域外の国とEU圏内の国の渡航を30日間停止
よって日本人は滞在許可証がない限りフランスへの入国はこの期間は出来ません!
- 外出を大きく制限 (不必要な外出禁止)
移動制限における証明書がある場合のみOK
証明書ダウンロードサイト
違反した場合の罰金は38ユ-ロ、近く135ユ-ロまで上げる予定
- 市長村議会選第二回投票の延期
- グラン・テスト圏(最も被害を受けている地域への支援)
税金及び社会保険料支払いの延期 ※危機に瀕する小企業には税金及び社会保険料に加えガス・電気・水道代金、賃料支払いの延期
簡単に在仏日本大使館からのメールを元にしてまとめました。
コロナウイルスに関してヴェラン連帯保険大臣は
※ 熱がある場合はパラセタモ-ル【鎮痛解熱薬】を摂取してほしい。
イブプロフェンやコルチゾンといった抗炎症薬は感染の悪化になり得る為。
疑念がある場合は、必ず主治医・担当の医師に助言を求めてほしいとのこと!
実際にフランスに住んでいて私や身近な人の生活の変化 3月17日
もうアジア人差別どころではない状態になっていると思います。
食料品の買い込みもそれ程みられなかったここノルマンディー地方の小さな街でも大型ス-パ-のトイレットペーパー売り場からトイレットペーパーやパスタ類がなくなったり、
街にある総合病院も外来患者の受け入れを禁止しました。
遊具のある公園も閉鎖になってしまいました。
マスクを自作した人を地元紙がとりあげていた。
主人もやっと今日からテレワークが始まりました。
※同じ会社でも部署によってテレワーク開始日のずれていた。
そして一部の教育機関では、オンライン授業がはじまりました。
上記内容がテレビ演説終了後にフランス政府から全スマホユーザに送られた
3月14日(土)フランスのコロナウイルス対策の状態
14日のフィリップ首相の演説
- ステ-ジ3への引き上げ
- 国民生活に必須のもの(薬局・食料品等)を除き14日24時からレストラン、カフェ、映画館、ナイトクラブ等の閉鎖
- 家族や友人との会合の制限
- 不必要な外出はなるべく控える
- メトロ・トラム・バスなどの公共機関は通常の80パ-セント運行。
簡単に在仏日本大使館からのメールを元にしてまとめました。
在仏日本人が見たフランスコロナウイルス対応と現状まとめ
デマや不確かな情報が飛び交う現代社会
日々目まぐるしく変わる情勢からしっかり正しい情報を得て行動する事をこころがけて自宅待機中
外出制限された事をなげくのではなく
今まで以上に健康に気を付けて増えた家族との時間や自分の時間を有効活用しようと思います。