クリスマスから40日経った2月2日英語圏ではキャンドルマス【Candlemas】
クリスマス 40日後⇒ キャンドルマス
フランスではスイスやベルギーと同じように【La chandeleur 】聖燭祭をお祝いする習慣があります。
簡単に言ってしまうと2月2日はクレ-プを家族や友人と食べる日です。
どうして2月2日にクレ-プを食べる日になったのか?
など今日はフランスで【La chandeleur 】ってどんな感じ?
を簡単に書いてみようと思います。
フランスでは2月2日はクレ-プパーティ!キャンドルマスとクレ-プ
クレ-プとは?
日本でもお馴染みのおやつクレ-プ(crêpe)は、英語で訳すなら thin pancake
生地:小麦粉・水・塩・牛乳・バター・卵・砂糖 【甘い】
クレ-プシュクレ (crêpe sucrée):砂糖味のクレ-プ
トッピング:ヌテラ・チョコレ-ト・ホイップクリーム・果物など
クレ-プサレ: (crêpe salée):塩味のクレ-プ
トッピング:ハム・卵・チ-ズ・など
※シ-ドルやりんごジュースと一緒に食べます。
ガレットとは?
ガレット(galette)は、クレ-プのもとになったもの。
生地:Le Sarrasin というそば粉と塩
トッピングはクレ-プと同じでお好みで。
※シ-ドルやりんごジュースと一緒に食べます。
ラ・シャンドラ-【La chandeleur 】聖燭祭とは?
La chandeleur →chandelle (フランス語) candle(英語) candela (ラテン語) =🕯ろうそく🕯
時はさかのぼることロ-マ時代、炬火たいまつを一晩中灯し神(パン)を信者が讃えたろうそく祭り
この異教のろうそく祭りを472年にロ-マ教皇ゲラシウス1世がキリスト教のお祭りとしました。
生後40日経ったイエス・キリストと聖母マリアがナザレのヨセフによって神殿を訪れた日を【聖母マリアの清め日】としてお祝いしたとさ。
なぜ2月2日にクレ-プを食べる日になったのか?
寒いさむ-い冬が終わり春の訪れ【再生】の時期である2月。
もともと農民はクレ-プ作りに沢山の小麦粉を使っていた事
それに付け加え、クレ-プの丸い形と黄金色を太陽に例えた事
昔からフランスでは、寒い冬が終わり春への移行時に一年の幸運と繁栄を願い右手には金貨(コイン)を握り
左手でフライパンを持って上手くひっくり返す慣習があったようです。
しかし現在のフランスでは、宗教的行事ではなくただクレ-プを焼いて食べるという習慣だけが残ったという感じです。
フランスでは一月中旬頃から、テレビやス-パでもクレ-プ特集の広告が始まります。
フランスでは2月2日はクレ-プパーティ!キャンドルマスとクレ-プまとめ
材料もシンプルで簡単にフライパン一つで自宅でも作れるコスパ最高のクレ-プ。
実は2月2日に限らずフランス家庭では自宅でクレ-プを作ったりパ-ティしたりお祭りの出店にも必ずある程の国民食です。
余談になってしまいますが日本など駐在経験のあるフランス人マダムは、子供が通う現地の学校でフランスを紹介する機会があるときは必ずクレ-プを焼いてヌテラを塗って振る舞っていると話してくれました。
クレ-プはフランスを代表する国民食だと思います。
わたしは恥ずかしながらフランスに住む前はクレ-プは買うものだと思っていました。
でも実際に家でも簡単に自分で好きな具材を入れて作れるんですよね。
あっ一緒にシ-ドルかりんごジュースをおしゃれなシ-ドル用のカップ (Bolée à cidre)に入れて飲むのもいいですね。
ちなみに我が家のシ-ドルボレはフリ-マ-ケットでゲットしました。
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