あなたは西洋野菜【チコリ】と聞いてどんな野菜を思い浮かべますか?
もしかしたらこれですか?
わたしもフランスで生活する前はチコリと言えば↑という認識でした。
※とはいえ実は私が30歳過ぎた頃に初めて出会った野菜です。(子供だった頃は見た事もありませんでしたが…)
フランスで生活していく中でアメリカやイギリスなどの英語圏でも呼び方が微妙に異なる事に気づいたのでした。
そこで今日はとっても呼び方がまぎらわしい西洋野菜【チコリ】についてシェアしたいと思います。
アンディーブ?チコリ?日仏で名前が違うややこしいけど凄い野菜
日本とフランスで呼び名が違う西洋野菜 チコリ 呼び方
日本の正式名称は【キクニガナ】ですが、日本のス-パ-では【ちこり】と明記されて売っていますよね?
フランスでは御覧の通り
日本 | チコリ | |
フランス | endive アンディーブ
※enの発音が微妙に鼻母音 カタカナだとアンとオンの間かなぁ |
※スペル通りそのまま英語読みすると
エンダイブ |
イギリス | chicory チコリー |
※ 英語圏出身の人でもフランス式にアンディーブという人もいたりするので会話をしていて厄介な事もありました。
ちなみにこちらの西洋野菜はフランスではシコレ(チコリー)
しかし日本ではエンダイブ。
日本 | エンダイブ | |
フランス |
Chicorée ※フランス語読みでシコレ |
シコレ-スカロ-ル
シコレ-フリゼ ※苦味がない |
イギリス | endive エンダイブ |
フランス語と英語ではすっかり名前が入れ替わってしまっていますよね。
日本ではイギリスの呼び方が一般的なようです。
日本とフランスで呼び名が違う西洋野菜 チコリとは
ヨ-ロッパ原産で多湿の暗いところで栽培します。
もやしみたいですよね?
見た目は白菜がちょっと小さくなって細長く先がとがった感じ。
独特な苦みがあり水でじゃぶじゃぶ洗うと苦味がますので表面を濡れたふきんやキッチンペーパーで拭く程度でOK。
生でシャキシャキ感を味わうのはもちろん。
グラタンにしたりして火を通して食べてもとっても美味しいです。
フランスの家庭料理 Endive au Jambon
根っこの部分は家畜の餌になったり炒ったものはコーヒ―やお茶の代用品や風味付けに使うようです。
Bioショップで購入したチコリーコーヒーの粉
花もサラダなどに添えて食べる事ができます。
日本とフランスで呼び名が違う西洋野菜 チコリの栄養素と効能
- 「イヌリン」という水溶性食物繊維→ 便秘解消に役立ちデトックス効果効能
- チコリ酸 → アンチエイジングに期待!
タラキサステロール → 消化器系の不調を改善 (苦味成分)
- タンニン → ポリフェノールの一種で抗酸化作用
- カリウム → 利尿作用でデトックス効果
ラクチュコピクリン→ポリフェノールの一種で身体の老化防止
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引用:グルメノート
出典元:旬の食材百科
まさに万能野菜ですよね?
日本とフランスで呼び名が違う西洋野菜 チコリ 注意点
過剰摂取 → 脱水症状を引き起こす可能性がある。
チコリにはカリウムなどの利尿効果もあるため、ハーブティーやチコリコーヒーとして飲みすぎたり
サラダレシピなどでカリウムが豊富な食材と一緒に食べたり
ワインやビール、アルコールなどの利尿効果のある飲み物と飲み合わせたりすると
脱水症状を引き起こす可能性があるので飲み過ぎには充分に気を付けましょう!
妊婦さんの摂取 → 流産の危険があるという意見もあります。
チコリコーヒーはノンカフェインであることから、妊娠中・授乳中に適した飲み物としておすすめされることもあります。
しかしイヌリンの便通促進作用から子宮収縮を促して流産の危険があるという意見もあるので注意が必要です。
キク科アレルギーのある方 → もちろん摂ってはいけません。
キク科アレルギーの方そしてお子様にもは注意が必要ですね。
日本とフランスで呼び名が違う西洋野菜 チコリ まとめ
各国で呼び名が違う チコリ
調べれば調べるほどチコリの魅力が再確認できました。
根っこから葉、花まで有効活用できる素晴らしい野菜。
ここフランスでもス-パ-やマルシェで見かけるようになり、いよいよこれからが旬の野菜です。
チコリーコーヒーも アンディーブもチコリもうちではすっかり定番の食べ物であり飲み物です。